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NPOについて >> 設立趣意書

■趣旨  ■申請に至るまでの経過

設立趣旨書

趣旨

イメージ 遍路文化は四国四県共通の財産であり、四国を世界にアピールする最高の文化です。日本人の多くが求めている癒しや心のあり方にも深く関わる文化でもあります。

 実際に遍路道を歩いて見れば、そこには素晴らしい四国がちりばめられていました。おもてなしを受け、そこに生まれる感謝の思いや信頼感が、今を生きる人々を救い、世界の人々をつなぐことにも通じることに気付かされました。千年の長きにわたり続けられてきた遍路文化の意義を身にしみて感じ、遍路文化はこれからの千年、万年も人が存在する限り続いていく人類の財産だと確信したのです。

 そこで、四国遍路の支援システムやおもてなし文化の活性化、世界遺産に向けてのNPO設立を計画いたしました。日本はもとより世界中から四国遍路に訪れていただくことで、今世紀も多くの人々とふるさと四国が救われるに違いありません。

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申請に至るまでの経過

接待小屋 2000年から、香川の遍路道を歩いて調査する計画をスタートさせました。実際に歩いていて困ったことは、トイレがない、道案内に不安がある、休憩所が少ないことでした。そこで、お遍路さんが気兼ねなくトイレを借り、道をたずね、休憩することができる「おもてなしステーション」をつくりたいと考えました。企業や個人のご協力を得て、「おもてなしステーション」を誕生させました。「おもてなしステーション」には、所在を記す看板を設置しました。設立当初、香川県に43、徳島県に42、高知県に31、愛媛県に47カ所、四国内のNTT ドコモショップなどが「おもてなしステーション」となって協力して頂き、以後さらに登録数は拡大しております。また、香川大学の学生を中心に、2003年から2年間かけて2度香川県内のわかりにくいわかれ道の電柱等に遍路道を示すマークのシールを貼りました。

 2004年度は、四国各県の地元企業や個人が連携して、実際に遍路道を体験する「四国歩き遍路の輪」というプロジェクトに取り組みました。プロジェクトには、香川県419名、徳島県257名、高知県219名、愛媛県374名、合計1,269名のメンバーが参加し、実際にお遍路さんの道案内やおもてなしができるようにと、各自が各地域の遍路道を歩き、遍路文化とおもてなしの心を体験しました。

 実際に四国をまわって讃岐に入国した際には、「讃岐へようこそ」と歓迎の石碑があればと感じたので、石碑を県境に建てました。又、道の角々に200年残る、道案内の石碑を増やすことを考えております。

 歩き遍路を完歩した人には、遍路大使任命書を授与し四国を宣伝する役割を担っていただき、四国遍路おもてなし文化に貢献している人々には、おもてなし大使として任命する制度も作りました。さらに、香川県の小学生が親子で歩き遍路を体験する提案も行っています。

 2006年からは、スペインの巡礼の道800㎞を4年間かけて歩き、世界の遍路文化との交流も図りながら、世界遺産登録の準備も進めていきたいと考えています。

 

 

 

 

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